NYMEX WTI マーケット推移  2021

原油マーケット情報2021年2月(アーカイブ)

​オイル・リポート

2021/02/26 NYMEX WTI 反落 2021年4月限:61.50$/bbl  ↓ −2.03$/bbl  

 2月26日のNYMEX WTIは大幅反落。外国為替市場でドルがユーロなどに対して上昇し、割高感が意識され、利益確定売りが入った。ベーカー・ヒューズの掘削設備(リグ)稼働数が前週から4基増えたことも売りを高めた。

 また、翌週開催予定のOPECプラスの会合を控えて、原油の高値圏を意識して、主要産油国が4月以降で減産量を縮小する可能性もあることも売り圧力に繋がった。

2021/02/26 ICE BRENT  続落 2021年4月限:66.13$/bbl ↓ −0.75$/bbl

2021/02/25 NYMEX WTI 続伸 2021年4月限:63.53$/bbl  ↑ +0.31$/bbl  

 2月25日のNYMEX WTIは続伸。米バイデン政権の追加経済対策が3月中旬までに1兆ドル台後半で成立する見込みとなり、2021年春以降の経済活動の再開が高まっていることで、景気回復が加速して原油需要を押し上げるとの期待感から買われた。また、寒波の影響で操業が止まっている米テキサス州のリファイナリーの生産量が減少していることで、経済活動の回復基調にガソリンなどの精製が追いつかない可能性があり、需給がタイト化する可能性が高いことも買いに繋がった。

 しかし、米株式相場が下落し、同じリスク資産の原油先物には売りも出たことで上値が抑えられた。

2021/02/25 ICE BRENT  反落 2021年4月限:66.88$/bbl ↓ −0.16$/bbl

 

2021/02/24 NYMEX WTI 反発 2021年4月限:63.22$/bbl  ↑ +1.55$/bbl  

 2月24日のNYMEX WTIは反発。新型コロナウイルス感染症のワクチン供給で、米食品医薬品局(FDA)がジョンソン・エンド・ジョンソンのワクチンを「1回の接種でも高い効果がある」と緊急使用を支持し、近く承認される可能性が高いこと、ファイザーとモデルナが米国内の供給に対して倍増する方針を示したことが強材料視され、買われた。また、米国内での新型コロナの新規感染者数が減少傾向にあり、経済活動の再開期待から株式市場で主要株価指数が堅調に推移し、リスク資産の原油の買いが高まった。

 しかし、米エネルギー情報局(EIA)が24日発表した週間の石油在庫統計で19日時点の原油在庫は、減少を見込んでいた市場予想に反して120万バレル増加し、上値をやや抑えた。

 2021/02/24 ICE BRENT  反発 2021年4月限:67.04$/bbl ↑ +1.67$/bbl

 

2021/02/23 NYMEX WTI 小幅反落 2021年4月限:61.67$/bbl  ↓ −0.03$/bbl  

 2月23日のNYMEX WTIは小幅反落。期近は4月限となり利食い売りで小幅に下がった。期先は小幅続伸。市場は、米北東部の寒波によるテキサス州の製油所の稼働に時間がかかることと、パイプラインが凍結により再開まで時間がかかることが買い材料視として引き続き上げ基調を呼んでいるが、期先は取引開始後に利食い売りでじり安で推移した。バイデン政権による大型の追加経済対策の協議が議会で進んでいることも引き続き材料視された。

 2021/02/23 ICE BRENT  続伸 2021年4月限:65.37$/bbl ↑+0.13$/bbl

2021/02/22 NYMEX WTI 大幅反発 2021年3月限:61.49$/bbl  ↑ +2.25$/bbl  

 2月22日のNYMEX WTIは大幅反発。米北東部の寒波により停止していたテキサス州の製油所の稼働に時間がかかるとの見方、パイプラインは凍結による再開まで期間を要すると伝わり、が原油やガスの生産再開が先になるとの見通しから、需給がタイト化する可能性があり、買いが高まった。 また、バイデン政権による大型の追加経済対策の協議が議会で進んでいることが強材料視されて、相場を押し上げた。

 2021/02/22 ICE BRENT  続落 2021年4月限:65.24$/bbl ↓ +2.33$/bbl

 

2021/02/18 NYMEX WTI 反落 2021年3月限:60.52$/bbl  ↓ −0.62$/bbl  

 2月18日のNYMEX WTIは反落。原油先物は前日夜の時間外取引で一時62.26ドルと、約1年1カ月ぶりの高値を付けたものの、18日の取引開始後は、米北東部の寒波影響での停電でテキサス州の製油所やパイプラインの操業停止が原油在庫積み上げとの見方が浮上し、売りが高まった。米原油在庫は昨年3月以来の低水準にあるが、製油所停止影響による1ヵ月程度の需給を見極めたいとする市場心理も高まって、下押しが強まり、一時は60ドルを割り込む場面もあった。

 2021/02/18 ICE BRENT  反落 2021年4月限:63.93$/bbl ↓ −0.41$/bbl

2021/02/17 NYMEX WTI 続伸 2021年3月限:61.14$/bbl  ↑ +1.09$/bbl  

 2月17日のNYMEX WTIは3営業日の続伸。終値は2020年1月i以来の高値となった。

 テキサス州での寒波による製油所の操業停止、パイプラインも停止する事態に見舞われたことでの需給逼迫懸念が拡がり、買いが高まった。新型コロナウイルス感染症のワクチン接種が増えてきたこと、バイデン政権の1.9兆ドルの経済対策の予算決議が可決され、コロナを脱して、経済再生が進む可能性がみられてきたことでのエネルギー需要の増加見込みも需給逼迫感からの買いが入った。

 しかし、OPECプラスが最近の原油価格の高値圏への上昇基調を好感して、減産を4月に止める可能性があると一部報道筋が伝えたことが意識されて、上値は限定的となった。

 2021/02/17 ICE BRENT  続伸 2021年4月限:64.34$/bbl ↑ +0.99$/bbl

2021/02/16 NYMEX WTI 続伸 2021年3月限:60.05$/bbl  ↑ +0.58$/bbl  

 2月16日のNYMEX WTIは続伸。高値圏の60ドルを超えた。

 テキサス州を寒波が襲い、製油所が操業を停止したほか、輸送に使うパイプラインにも問題が発生して、原油や石油製品の生産が制限されていることが買い材料視された。新型コロナウイルス感染症のワクチン接種が始まり、経済再生が期待されているバイデン大統領の政権下だが、脱炭素を掲げたエネルギー政策の方向性が示されたなかで、化石燃料によるエネルギー需給を縮小することでより一層の需給引き締まりの見方で、買いが高まった。また、一部報道で15日、「イエメンの反体制武装勢力のフーシがサウジアラビアの空港をドローンで攻撃した」と報じられ、中東情勢の緊張感の高まり、同地域からの輸出が滞るとの懸念も買いを誘った。

 しかし、OPECプラスの協調減産で原油相場の持ち直しを受けて4月以降、協調減産を緩めるとの観測が拡がって、売られる場面もあり、上値が抑えられた。

 2021/02/16 ICE BRENT  続伸 2021年4月限:63.35$/bbl ↑ +0.92$/bbl

 

2021/02/15 NYMEX WTI  2021年3月限:N.A  

2月15日のNYMEX WTIはWashington's Birthdayで休場。

 原油市況は、前週末のバイデン政権による経済対策が比較的早期に成立するとの期待、バイデン大統領が新型コロナワクチンで、ファイザーやモデルナから1億回分の追加の供給契約を結んだと発表したことが好感されていることで、WTIは60ドル超えの状況が漂っている。

 株式市場は、15日に日本の日経平均が3万円台となり、上昇基調にある。15日の株式市場は、ニューヨークがWashington's Birthday、上海が春節で休場であり、投資家は株式市場の上昇基調の買いポジションにある。そのため、先物市場へも買いポジションを形成している状況がみられる。2月後半のマーケットは、WTIの60ドル台高値圏に入り、新型コロナウイルス感染症の影響を払拭する良好な価格が見られる状況である。

 2021/02/15 ICE BRENT (休場) 2021年4月限:N.A.

 

2021/02/12 NYMEX WTI 反発 2021年3月限:59.47$/bbl  ↑ +1.23$/bbl  

 2月12日は反発。米バイデン政権での議会下院において、個別の法案として追加の現金支給など成立させる調整を進めている可能性があることでの経済対策が比較的早期に成立するとの期待から買われた。また、バイデン米大統領が新型コロナワクチンで、ファイザーやモデルナから1億回分の追加の供給契約を結んだと発表したことが好感されて、買いが入った。

 さらに、中東情勢でイエメンの親イラン武装組織フーシ派がサウジアラビアの空港をドローンで攻撃したと宣言したと報じられ、中東情勢の緊迫化による供給不安で買いを促した。

 2021/02/12 ICE BRENT  反発 2021年4月限:62.43$/bbl ↑ +1.29$/bbl

2021/02/11 NYMEX WTI 反落 2021年3月限:58.24$/bbl  ↓ −0.44$/bbl  

 2月11日は9営業日振りの反落。11日発表されたOPECの2月Oil Market Reportで、2021年の世界の原油需要見通しを新型コロナウイルスの感染拡大による行動規制で上期の見通しを引き下げたこと、IEAの11日付リポートでも1~3月期の世界の原油需要が対20年10~12月期比減少を予想したことを受けて、売られた。OPECとIEAの慎重見通しを受けた持ち高調整の売りも出た。

 2021/02/11 ICE BRENT  反落 2021年4月限:61.14$/bbl ↓ −0.33$/bbl

2021/02/10 NYMEX WTI 続伸 2021年3月限:58.68$/bbl  ↑ +0.32$/bbl  

 2月10日は8営業日続伸。米エネルギー情報局(EIA)の石油在庫統計で、市場予想に反して原油在庫が大幅に減少して、3週連続で減少したこと、WTIの受け渡し拠点であるオクラホマ州クッシングの原油在庫も減少したことから、買いが入った。一時は58.91ドルと昨年1月以来の高値を付けた。

 米バイデン政権の追加経済対策が早期に成立して、新型コロナウイルスのワクチン接種が拡がっており、経済回復が早まるとの見方から、原油需要を押し上げ、需給バランスの改善が早まるとの観測も買い材料となった。

 2021/02/10 ICE BRENT  続伸 2021年4月限:61.47$/bbl ↑ +0.38$/bbl

2021/02/09 NYMEX WTI 続伸 2021年3月限:58.36$/bbl  ↑ +0.39$/bbl 

 2月9日は7営業日続伸。バイデン政権の追加経済対策が発動されることとなり、NASDAQが史上最高値を更新し、米国経済回復への期待からエネルギー需要が増加することが予想されて、原油も買われた。新型コロナウイルス対策のワクチン接種の拡がりも買い材料視されたOPECプラスの協調減産に加えてサウジアラビアが2月から実施している自主減産で供給が引き締まり、需給バランスが改善していることも買いに拍車をかけた。 しかし、期近が60ドル超えに近づき、13ヵ月振りの高値圏にあるなかで利益確定の売りが下押し、バイデン大統領がパリ協定復帰の大統領令に署名したことでの需要感の弱気な見通しもあって、上値がやや重かった。

 2021/02/09 ICE BRENT  続伸 2021年4月限:61.09$/bbl ↑ +0.53$/bbl

 

2021/02/08 NYMEX WTI 続伸 2021年3月限:57.97$/bbl  ↑ +1.12$/bbl 

 2月8日は6営業日続伸。OPECプラスの減産でサウジの自主減産が開始されたことが加わり、需給バランスが順調であるうえに、米バイデン政権がパリ協定に復帰し、脱炭素へ舵を切っていることに加え、米国の原油在庫が減少傾向にあり、フラクチャリングの全面禁止にバイデン政権が動き出したこと、キーストンパイプラインの中止を決めたことなどで国内の需給のタイト感が観測されたことから、買いが高まった。WTIは、期近物(3月)が60ドル超えの高値圏に向かっている。 8日のICEブレントの期近物(4月)が60ドルを超えた。

 2021/02/08 ICE BRENT  続伸 2021年4月限:60.56$/bbl ↑ +1.22$/bbl

 

2021/02/05 NYMEX WTI 続伸 2021年3月限:56.85$/bbl  ↑ +0.62$/bbl 

 2月5日は5営業日続伸。一時は57.29ドルと期近物として約1年ぶりの高値を更新した。3日のOPECプラスの減産閣僚級会合で原油需要の低迷は続くが、年内は積極的な減産を促すとの強気な見通しも示したことが引き続き買いを促した。また、サウジアラビアの国営石油会社サウジアラムコが4日、北欧や西欧向け原油の販売価格を引き上げ、欧州指標油種の北海ブレントが節目60ドルに向けて上昇し、WTIも買われた。バイデン政権の追加経済政策の成立への期待から米株式相場が上昇し、原油相場を上押しした。

 2021/02/05 ICE BRENT  続伸 2021年4月限:59.34$/bbl ↑ +0.50$/bbl

2021/02/04 NYMEX WTI 続伸 2021年3月限:56.23$/bbl  ↑ +0.54$/bbl 

 2月4日は4営業日続伸。一時は56.58ドルと昨年1月以来の高値を付けた。

 OPECプラスの3日の合同閣僚監視委員会(JMMC)で、減産順守率が好調であり、2〜3月のサウジアラビアの100万b/dの自主減産もあり、2021年の需給は堅調に推移するとの見方を示したこと、EIAの在庫統計で原油在庫が市場予想以上に減り、需給改善が意識された。

 4日の週間の米新規失業保険申請件数は3週連続で減り、予想を上回る雇用や景況感などの経済指標の発表が相次ぎ、米政権の追加経済対策の成立への期待も強く、米景気回復で原油需要が増えるとの見方から、買いが高まった。しかし、外国為替市場でドルがユーロなど主要通貨に対して上昇し、ドル建てで取引される原油先物の割高感が意識されたことが下押しした。

 2021/02/04 ICE BRENT  続伸 2021年4月限:58.84$/bbl ↑ +0.38$/bbl

2021/02/03 NYMEX WTI 続伸 2021年3月限:55.69$/bbl  ↑ +0.93$/bbl

  2月3日は続伸。一時は56.33ドルと2020年1月以来の高値を付けた。米エネルギー情報局(EIA)が3日発表した石油在庫統計で原油在庫が市場予想以上に減少し、前週に引き続いて減少したことから需給タイト感が強まって、買われた。ADPの1月非農業部門雇用者数が前月比17万4000人増と市場予想(5万人増)を上回って前月から一転して増加したこと、米サプライマネジメント協会(ISM)非製造業景況感指数も市場予想を上回り、昨年末に成立した追加経済対策の効果で労働市場が改善しつつあると受け止められたことも買いに繋がった。米経済の回復が加速するとの期待も高まっている。

 

 2021/02/03 ICE BRENT  続伸 2021年4月限:58.46$/bbl ↑ +1.00$/bbl

 

2021/02/02 NYMEX WTI 続伸 2021年3月限:54.76$/bbl  ↑ +1.21$/bbl

  2月2日は続伸。同日のOPECプラスの減産技術委員会(JTC)で需要見通しと各国の減産遵守状況を精査し、1月の減産順守率が昨年12月よりも好調で100%を超える可能性があること、サウジアラビアの2〜3月の100万b/dの自主減産も始まったことで買われた。2日の米株式市場でダウ工業株30週平均の上昇幅が一時620ドルを超えたことも買いを高めた。

 OPECプラスは、3日の減産閣僚級会合(JMMC)で2021年の石油需要の伸張率を引き下げたにもかかわらず、OPECプラスの大幅な減産が寄与して、2021年の世界石油市場は需要が供給を上回る状況が続くと見込んでおり、市場は上昇基調の様相を呈している。

 2021/02/02 ICE BRENT  続伸 2021年4月限:57.46$/bbl ↑ +1.11$/bbl

 

2021/02/01 NYMEX WTI 反発 2021年3月限:53.55$/bbl  ↑ +1.35$/bbl

  2月1日は3営業日ぶり反発。2日開催のOPECプラスの減産監視委員会(JTC)、3日の減産閣僚級会合(JMMC)を控えて、OPEC加盟国の1月の減産合意順守率が103%と1月の99%よりも好調であると予想されていること、サウジアラビアの2〜3月の100万b/dの自主減産も始またこともあり、OPECプラスの協調減産体制が順調との思惑が拡がり、原油需給のタイト感が鮮明化するとの観測から、買われた。また、ニューヨーク株式市場でダウ平均の株価が急騰して、3万ドル台を回復したことを好感して、原油の買いも高まった。

 2021/02/01 ICE BRENT  反発 2021年4月限:56.35$/bbl ↑ +1.31$/bbl

 2021年3月限:55.88$/bbl UNCH(最終)

INFO:米国の東部時間2/24 15:30(日本時間2/24 23:30)EIA米国原油輸入量の変化 (EIA United States Crude Oil Imports Change)・EIA米国クッシングの原油備蓄量の変化 (EIA United States Cushing Crude Oil Stocks Change)の発表。

EIA米国原油在庫量の変化 (EIA United States Crude Oil Stocks Change)

EIA米国クッシング原油備蓄量の変化 (EIA United States Cushing Crude Oil Stocks Change)

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